2018年の今年の夏は、生命が脅かされる程危険な猛暑が続いていますね…。
今まで熱中症の危険が無かった地域でも気温が高くなり、そのリスクが高まっています。
北海道なども、夏は涼しかったのは何年も前のこと…今では日中は30°を超える日もあるくらいです。冷房が付いている家庭でも、勿体ないからと言って付けずに我慢している方もたまにいますが、部屋の中にいても熱中症になったり、寝てる間に熱中症で亡くなることもありますので、電気代よりも命の方が大事ですので、暑い…寝苦しい…と感じたらたとえ夜でも我慢せずに冷房をつけましょう。
もくじ
そもそも熱中症とは
気温が高い場所や、湿度が高い場所にいるうちに、脱水症状など身体に起こる異常の総称です。日射病や熱射病ともいわれますが、今ではほんとんど熱中症という言葉で統一されていますね。
熱中症が起こるしくみ
人の体の中では常に熱が作られていますが、この体の熱を外に逃がすことで体温は36~37°に保たれています。運動などで筋肉が動くと熱が作られ、体温が上昇したり、運動をしなくても暑いところにいたり、日差しなどで体温が上がることもあります。
気温が高い場所や湿度が高い場所に長くいると、体温調節機能がうまく働かず、身体の中の熱を外に逃がすことができなり、身体の中に熱がたまって体温が上がったり、汗をかいたりして水分や塩分が失われてしまいます。そして、汗をかいたのに十分に水を摂らないと脱水症状になったり、めまい・吐き気といった様々な症状が現れます。
これは×な熱中症対策
良かれと思ってしていませんか?間違った熱中症対策!
×お茶で水分補給
味がついていないただの水が苦手な方は多いのではないでしょうか?私も子供の頃は味のついていない水が苦手で、夏はもっぱら冷たいお茶ばかり飲んでいた記憶があります。
ですが、お茶の中に含まれるカフェインには利尿作用があるものもあり、汗をかいているのに水分が足りなくなり、結果的に水分摂取量が低下してしまい、脱水症状になってしまう可能性があります。熱中症対策として水分を摂る時は、水かスポーツドリンクがベターです。
お茶が飲みたい~!という人は、カフェインが入っていないミネラル入り麦茶がおすすめです。
×冷たい飲み物
氷で冷えた冷たいアイスコーヒーがコンビニで買えてしまうので、夏はついつい買ってしまいがちなのですが、冷たい飲み物を飲みすぎると体が体温が下がったと勘違いして、汗をかかなくなってしまいます。汗をかかないと熱中症が起きやすくなってしまいますので、できるだけ常温で摂るようにしましょう。
×汗をこまめに拭く
人は汗をかくことで体温を下げようとしますので、汗をこまめに拭いてしまうと体温の自然な低下を防ぎ、さらに大量の汗をかくことになってしまいます。
汗を拭く時は、濡れタオルなどを使って皮膚に水滴を残すようにすると良いです。そうすることで汗の代わりに水滴が蒸発して、体温を下げることができます。
×半袖やノースリーブ
湿度が高いと長袖の服などは肌にまとわりついて気持ち悪いですよね。夏は半袖やノースリーブといった服装をする人が多いと思いますが、熱中症対策としてはNGです。
肌を露出していると直射日光を直接浴びてしまうことになるので、紫外線の影響も受けやすくなってしまいます。袖を通さなくても方からカーディガンなどを羽織るだけでも違います。また、できれば通気性や吸収性が良い長袖を着ての外出がベターです。
熱中症対策のために必要な栄養素
夏は大量の汗で身体から失われていってしまう栄養素が多々あります。
水溶性のビタミンは特に流れやすく、補給が必要となりますが、熱中症対策に特に必要な2つの栄養素がビタミンB1とカリウムになります。
ビタミンB1
疲労回復に役立つと言われるビタミンB1は、糖質の代謝を手助けします。水溶性なので汗を一緒に流れてしまうことと、ビールなどのアルコールの代謝で使われてしまうので、よく飲む人は積極的に摂った方がいい栄養素です。
食品だとウナギや豚肉などに含まれています。土用丑の日として夏にウナギを食べるのは理にかなっているんですね。
カリウム
カリウムは細胞内液に多く含まれており、失われると細胞内が脱水状態に。細胞内脱水は熱中症になった際の回復にも影響します。カリウムも汗によって流れ出ていってしまう栄養素ですので意識して摂りたい栄養素の一つです。
食品だと、バナナなど果物や海藻類、豆類に多く含まれています。
できれば食品から摂りたい栄養素ですが、栄養素を摂るためこまめに食事をすることはできませんし、暑いと食欲も減退しがちです。
そんな時にお役立ちなのが、サプリメントです。
手軽に簡単に健康サポートできますので、サプリメントを飲んだことが無い…という人も日々の栄養をサポートするために飲みはじめることも検討したいです。
特に夏は汗で栄養が排出される機会も増えますので手頃な価格で手に入るものが良いですよね。
手軽に摂れるおすすめサプリメント3選をご紹介!
→手頃な価格で足りない時のサポート
マルチミネラル 徳用90日分(DHC)
【主成分】1日3粒
カルシウム…250mg、鉄…7.5mg、亜鉛…6.0mg、銅…0.6mg、マグネシウム…125mg、セレン…30.2μg、クロム…28.3μg、マンガン…1.5mg、ヨウ素…50.8μg、モリブデン…10.5μg
【ポイント】
10種類のミネラル配合で、なんといっても価格が安いですが、残念ながらカリウムが入っていません。
全体的に配合量が物足りず、特に18~29歳女性の1日のカルシウムの推奨量は650mgですので、普段の食事から摂取できていないと感じる方には、あまり意味が無いかもしれません。かといって、これを飲んでカルシウムを650mg取ろうとたくさん摂ろうとすると、鉄分は過剰摂取になってしまうのでおすすめできません。90日分で1,239円(税抜)なので普段の食事から栄養を摂っているけど、足りないと感じた時にちょっと足して飲むという使い方がいいかもしれません。
→普段から栄養が摂れていないから、高含有なものがいい!
メガ-ミン 1/3 スプリット(ダグラスラボラトリーズ)
【主成分】1日6タブレットあたり
ビタミンD…10μg、カルシウム…1,000mg、マグネシウム…500mg、鉄…30mg、亜鉛…22.5mg、銅…3mg、マンガン…10mg、カリウム…95mg、クロム…200μg、セレン…100μg、ベタイン…76mg、グルタミン酸…80mg、海藻灰…150μg
【ポイント】
主成分の配合量が多く、ビタミンDも配合されており、余計な成分が入っていないのが魅力的です。夏に汗で流れやすい鉄も30mg入っているので不足がちな方場合も、1日6粒なので調整も可能です。2,600円(税抜)でちょっと高いと思われるかもしれませんが、こまめに摂りたいビタミン・ミネラルの飲む量とタイミングを調節しやすいので普段使いしやすいです。
海外メーカーですが、日本ダグラスラボラトリーズが輸入して販売しているので、日本で禁止されている成分などは入っていません。
→海外直送品を安価に
アミノマックス マルチミネラル(KAL)
【主成分】1日3粒あたり
総炭水化物量…1g以下、食物繊維…1g以下、ビタミンD…400IU、カルシウム…1000mg、鉄…20mg、ヨウ素…225mcg、マグネシウム…500mg、亜鉛…22.5mg、セレニウム…8mcg、銅…1mg、マンガン…10mg、クロミウム…100mcg、ナトリウム…10mg、カリウム…95mg、ボロン…3mg、ホーステール地上部位エキス…10mg、グルタミン酸HCI…100mg、ベタインHCI…100mg、その他の成分(セルロース、ステアリン酸、マルトデキストリン、アカシア、ステアリン酸マグネシウム、シリカ)
【ポイント】
12種類のミネラルがバランス良く配合されています。配合量も申し分ありません。
ビタミンDはIU表記ですがμgに変換すると10μgになります。
amazon等で海外直送品で1,500円程度で購入できるのは魅力的ですが、ミネラルだけではなく、胃酸の分泌を促進し胃酸の濃度を上げるベタインHCI(塩酸ベタイン)など、日本では医師の処方箋が無いと入手できない成分などが入っているので、余計なものは摂りたくない方にはおすすめしません。
ネットて手軽に購入できるサプリメントも増えていますので、この夏の熱中症対策として健康をサポートするためにも購入検討してみてはいかがでしょうか?
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